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2007

一澤帆布:長男らが三男相手に13億賠償提訴

一澤帆布のお家騒動(父親の後東銀行から2通目の遺を持って戻ってきた長男と、家業の手伝いを辞め何をしていたか不明の4男が、父親と一緒に仕事をしてきた三男を追放し(長男曰く、自分で出て行ったとのこと)会社を乗っ取った。(ちなみにそのとき喜久夫と信太郎のも取締役へ就任)詳しくはここ読んで。)で、長男、四男は三男追放だけでは飽き足らず、今度は13億の賠償提訴だそうだ。(ちなみにどこかの番組で筆跡鑑定を行ったところ別人だという判定が出されていました。文末リンク参照)
長男は元銀行マンだ。遺言状のな取り回し方法は熟知しているだろうし、裁判についても色々知っているだろう、弁護士にもコネがあるかもしれない。今回の訴訟以前にも三男に対して様々な訴訟を行っている(家族なのにね)。ここ(「“一澤ブランド”の継承者、その素顔—」)の記事を見ていると、「三男が勝手に出て行っただけで、戻ってくるなら拒まない」というようなことを言っていますが、とは裏腹に完全につぶしにかかってますね。
俺からすれば職人が全員ついて行ったという事実が、限りなく真実に近いと感じる。
追放された三男に今までの一澤帆布での実績を捨てて職人がついていく理由。
それが今後の商品に反映されて、時間が真実を明らすることを願う。
ちなみに元の一澤帆布のサイトでは、「こぼれ話」としてやたらと「四男一澤喜久夫がデザインした」と連呼されているのがかなりウザイ。ウザ過ぎてうそ臭いです。本当だったとしてもあそこまで連呼するとに見える。
僭越ながらモノを作る仕事をしている身としては、やっぱ現場で動いてきた人にハッピーになってもらいたいし、その場所に今まで現場にいなかった人間が突然権利を振りかざして介入してくることには嫌悪感を感じます。あとは長男の布に対しての考え方とか(去年の日系ビジネスの記事とかで)は、モノを作る人の心を踏みにじる発言が多く、なんか遺言状が正しかろうがなんだろうが関係なく、もうお前の店の商品は買いたくないと思ってしまうものが多い。(ただの金の対価としてのモノとしてみてるんだろうけど)
ま、正直どちらの商品がよいか?は購入する人が判断すればいいことなのですが、「一澤帆布」というブランドだけを頼りにかばんを購入しようと考えている人も、今の「一澤帆布」は上記のような経緯を経て現在に至っているということを知っておいてもらいたいなと思います。
ということでこちらからは三男のやっている
一澤信三郎帆布
へリンクを張っておきます。
後リソース関係
一澤帆布 2通の遺言状の真偽は・・・(news ゆう)
一澤帆布社長信太郎、彼には語るべき兵などなかった:jugem de 夏炉冬扇行雲流水
敗軍の将、兵を語る(一澤帆布):手フェチ読書日記
一澤帆布 – 長男氏の主張:gachapinfanのスクラップブック
一澤帆布の本家はダメだろう:Moleskin Diary 2.0
Google 関連スレッド一覧
一澤信三郎さんを応援する会
一澤帆布:カメラと駄文、書き捨て御免
村八分にされるべき一澤信太郎氏−一澤帆布乗っ取り事件:仕事中に書くブログ

「一澤帆布:長男らが三男相手に13億賠償提訴」への15件の返信

旧一澤のトートを愛用していますが、ここんところの騒動はうんざりですね。いずれは、こういう損害賠償にうって出ると思いましたが、お互いに引くに引けない感じですね。

お互いに引くに引けない・・・ではなく、長男が引かないだけでしょう。もともと金目当ての乗っ取りというのがミエミエだっただけに、乗っ取ったブランドが金にならないと見るや、自分が追い出した三男に難癖付けての訴訟。同列に扱われる三男が気の毒ですし、フェアではないです。

乗っ取るにしても意味無く三男を追放した部分が定年までサラリーマンでたたき上げた長男の器量の無さなんだと思います。(まぁでも長男が三男を追放しなかったとしても、長男のモノづくりに対してあのような考え方では三男も、職人もおのずと袂を分かったかと思いますが・・)
なんにしても商品力、技術力で勝負せず、政治力やら、訴訟で戦う(まぁそれが商品を持たない銀行マンの戦い方なのかもしれませんけど)手法は、制作サイドの人間としては腹に据えかねるところであります。
なので私は基本三男さんのお店支持でいきたいと思っております。
そのために長男が三男の育てた「一澤帆布」の名前を使って昨年末から商品を販売していること、そして三男さんは新しいお店「一澤信三郎帆布」を設立して販売を行っていることを微力ながら発信しておこうとおもいます。

一澤帆布に労働組合が出来た様です。
長男と仕事した職人の追い出しをしてる様な感じですが。
三男さんも、またやり過ぎると世間の風評を損ねると思います。

ちょっとその辺のソースを知らないのでなんとも言えませんが、労働組合は職人の追い出しに対抗しているってことなんですよね??

一澤帆布労働組合が街頭宣伝をしたようです。そこまで従業員は追い込まれているんですね。三男さん、いい人で通っていたのに残念です。
因みにソースはhttp://blogs.yahoo.co.jp/spportichisawahanpulabors
からです。

まぁ元々長男と四男の採用した人たちですから、三男だけを非難するのもどうかな?と感じます。
ネット上では色々と噂が飛び交っていますが、長男と四男が偽と判定された遺書を用いて会社を乗っ取った際に、元々の従業員が全員三男に付いて行ったというところに何か真実の糸口があるんじゃないかと思います。
個人的には長男が色々と手を回しているような気がしなくも無いですが、どうなんでしょうね。
そもそも長男、四男が何故に三男を追い出して独占しようとしないで、兄弟で仲良くやってくれればよかったのにと思いますけど・・。(仮に正式な遺言だったとしても・・)

確かに色々な噂が飛び交っているようです。
当時の社長さんが採用した人たち、で一括りにしてしまうのはどうかな?と思います。
社長を選んで就職出来る程、今の世の中は甘くないと思うので。
そして、従業員全て、ということですが、旧一澤の職人さんも現一澤には居ますよ。
やたら、お金が絡んでいると思いますが、出て行った時に一式(ミシン・道具など)持っていくのはちょっと解せないですね。

>当時の社長さんが採用した人たち、で一括りにしてしまうのはどうかな?と思います。
雇用者の立場から見ればそうでしょう。ただその責任が三郎氏だけにあるような話は違うかと思います。
会社をどのように捉えるか?だと思いますが、三郎氏は「家」、長男、四男は「箱」という認識だったのだと思います。だから乗っ取りが行われたときに三郎氏が家族として従業員全員を受け入れて新しい会社を立ち上げたのだと思います。
新しい会社を立ち上げるリスクをしょってでも、彼は「家」と「家族」を守ろうとしたのではないかと思います。その行動が私を三郎氏ひいきにさせている部分もあります。
逆に長男、四男は会社はあくまで「箱」。従業員は「箱」さえあればなんとかなるというスタンスのように思えます。裁判で遺書が無効とされたタイミングで彼らは三郎氏のように従業員を引き連れて新しい「会社」を立ち上げなかった。その辺から「一澤帆布」という「箱」が彼らにとっては重要なのだと感じます。(社員は置き去りで立ち去っているわけで)
現在、三郎氏は「家」を「箱」として扱った長男、四男の尻拭いをさせられている状態で、私としては気の毒でなりません。(当然そのとばっちりを受けている従業員の方が一番気の毒ですが)
的確なたとえか分かりませんが、家にいきなりよその男が「俺がこの家の主人だ!」と偽の戸籍を持ってきて旦那と子供を追い出し、嫁を奪い取り、新しい子供を作った後で、偽の婚姻届ということがばれたので出て行った。戻ってきた旦那は残された子供をどーするか?と悩んでいる・・・。みたな印象です。(実際子供だと非常に問題ありますが・・・)
個人的には三郎氏は遺書の真偽だけを追求し、一澤帆布を長男、四男に金銭的に売却すればよかったのにと思います。(長男、四男がお金を払ってまで購入するかは甚だ疑問ですが)彼が父親の作った屋号を守りたいという思いなどもあり今回の様な形に至ったのかもしれませんが、ビジネス的には今まで100だったものを50:50に割った状態から、いきなり社員が2倍になって100に戻った現在の状況は経営的にかなり厳しいと思います。(職人的な立場からクオリティ云々の話もあるかと思いますが)
なんにしても長男、四男がかき回すだけかき回した後、その後片付けをしている三郎氏だけを非難するのはどうかなぁ?と感じます。(長男、四男はそういうことをするかもしれませんけど)
噂は無視して、それぞれの人がとった行動から受ける印象ですけどね。
長文失礼しました。

長文の返事、有り難うございます。
三男氏だけを非難するつもりは毛頭ありません。
ただ裁判所の結果次第で社長が代わり、それだけでそこに居る従業員が退職勧奨に遭っていて、会社都合の休業なのに給与の4割カットはちょっと頂けないなと感じているだけなんです。
私は三男氏びいきでも、ましてや長男・四男びいきでもありません。
そう思わせてしまったら分かり難くて済みません。

長男、四男がかき回す前の状態に誰も傷つけず戻れればいいんですけどねえ・・・。

三男自身も、全てを時分の手柄にして来た事が、最初の問題だと思いますよ。
謙虚さが無いと思うのは、私だけかな?

> 三男自身も、全てを時分の手柄にして来た事が、最初の問題だと思いますよ。
> 謙虚さが無いと思うのは、私だけかな?
たぶん、あなただけじゃないかな。
経営から逃げた長男・四男に対して、「あなたたちのおかげだ」という筋合いはないと思うのですが。
あと、退職勧告については、やむなしと思います。意味なく、二重投資になってるわけで、単純に一体になると、余剰人員。加えて、片方は長年の経験がある職人。片方が付け焼き刃の職人。
こういう商品は品質が保てなくなったらおしまいです。
なので、余剰人員を整理するのは道理に適っています。あとは、補償をどうするか、というだけだと思う。

私もmacchakaさんと概ね同意見です。
「謙虚さが無い」という主観的、抽象的な理由が今回の一連のトラブルを是認する理由にはならないかと・・。
長男・四男の引っ掻き回した状態を企業として成立する状態に戻そうとしている三男の行為に文句を言うのは簡単ですけど、じゃあ他に何か良策があるのか?と言うと他にあまり考えられないかと思います。
何か他に良い方法があるのに、それを強引に推し進めているというのなら、それは非難されても已む無しと思いますけど・・・。

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