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Oct 062003

ひたむきに危険な道を走っていくことを止められないのか

抵抗勢力の代表格として語られることの多い野中広務氏ですが、この人の「戦争反対」という姿勢は昔から一貫しており、個人的には非常に好きな政治家である。
色々なインタビューなどで実際に戦争を体験した彼の発言を聞いていて、そのときの思いを終始一貫して保持している姿は、最近の目先の利益ばかりを優先する政治屋の中で芯の通った政治家として評価されるべきだと思っているが、世の中ではやっぱ「悪代官」的なイメージが強い。

米国偏重の小泉内閣の路線のテロ法案改正では議場を途中退席し、元幹事長としては異例の自民党の方策に単独で反旗を翻したが、そこに野中氏のやりきれなさを感じた。
以下最近の野中氏の発言。

「安易に支持を打ち出したやり方に疑問と警戒感を持っていた」

「歴史を見つめ直してほしい。あれだけ(原爆投下など)の攻撃を受けて一言の謝罪もされていない」

「この国がひたむきに危険な道を走っていくことを止められないのか。止めても止まらない状況になって、私のおる場所はなくなった」

「イラクは全部が危険な地域。正当防衛で相手を殺傷することもあろうし、それが当たり前という論理になっていくのではないか。誤って戦争をした『戦前の日本』に逆戻りしていく怖さがある」

「小さな輪の中からでも子どもたちに期待をかけて話し、生ある限り戦争体験のある私が戦争の歴史を語り継ぐ『語り部』となっていきたい」

戦争を知らない世代が大半を占める今の世の中で、再び日本は増長し人の命を政治の道具として扱っていく道を取ってしまうのだろうか?

10/9の野中氏の引退に際しての言葉

若い政治家にはとにかく、再び戦火にまみれるような国にならないためにぜひ歴史に学んでほしい。半世紀、平和でいた国をもっと大切に考えてほしい。今の流れは怖い。(イラクへ自衛隊を派遣すれば)死傷者は出てきますよ。今の内閣では、危険は当然だと言うかもしれないが、それがどんなに日本の歴史を変えていくか分かっていない。
 今、構造改革なるものが進んでいるようにいわれるが、日本人は他人の痛みや苦しみを共有することができなくなっている。自民党はもっともっと開かれ、幅広い声が大事にされる党だったと思うが、このごろ、それが封殺されていることが非常に残念だ。
 今後は、障害者福祉などの活動をきめ細かくやっていきたいなと思います。

むぅ・・・残念。

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