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Apr 102006

CASSHERN

CASSHERN.jpgCASSHERN
紀里谷和明の映画初監督作品。主題歌を嫁の宇田多ヒカルが歌っていたりということで話題になった映画です。とりあえず世の中の話題が収束し忘却の彼方に行ったころに観てみました。

CGで作られた世界はブレードランナーとかに見られる混沌とした猥雑感に満ち溢れています。細かいパーツとかそういう部品は丁寧に作ってあってかっこいいです。見せ方とかも好き嫌いはあるかも知れませんが、一枚一枚のシーンの構図などは練りこんであると思います。ただ映画としてみた場合の緩急のつけ方とかに難ありです。servive 5の時も感じましたが、息を吐くタイミングが見当たりません。ちと辛い。
あと全体の話の構成がちょっと・・・・。原作のキャシャーンが持つやり切れなさを表現するまでには至ってないように感じました。エヴァンゲリオンと似たような感じなのですが、無常を隠れ蓑にした理想論の大放出といった趣があります。(中学生の空想世界?)まだエヴァにの方が自覚に基づいたと思われる自虐性を含んでいる訳ですが、こちらは若さゆえか最後まで走りきってしまいました。(特にエンディング)個人的にはそういうやり方はそれほど嫌いではありませんが、10年後監督本人が見たらかなり恥ずかしい思いをするのかもしれません。(意図的なら知りませんが)あとフランケンシュタインコンプレックス的な部分が全く無いのがちょっと残念でした。現在への警鐘が漠然と戦争反対ってのもあまりに無責任じゃなかろうかと思います。
しかしまぁちょっと世界が少し箱庭化しすぎたかもしれません。コアキャストを増やせと言う意味ではないのですが、キャラの密接度が高すぎて6畳一間で話が完結してしまったような感じがしました。ちと勿体無い。
ちなみに主題歌は単独で聴くと良くない歌だと思いましたが、エンディングの映像とあわせて聴くとあまりのストレートさに歪んだ自分が恥ずかしくなりました。ロード・オブ・ザ・オブ・ザ・リングよりは数倍面白かったです。
星は大滝秀治と樋口可南子が素敵で3つ☆☆☆。
あ、ちなみに脚本には佐藤大さんが入っているんですね。今知りました。なんだろエウレカの気恥ずかしいまでのストレートさはキャシャーンの流れか??

5 Comments

絵を見てるようなだったし、「何かちっせーなー」って感じでオイラはダメでした。
フレンダーは愛嬌ってことで。

絵は監督独自の癖なんでしょうね。奥さんのPVでもかなり紙芝居的な世界観ですから・・。
話のスケールに関しては、まぁこのレベルが限界かなとかなり同情的です。スケール広げちゃうと近年のハリウッドみたいに3部作とかにしないと意味分からないですし・・。ただまぁ箱庭なら箱庭の話の落としどころはあるかと思うんですが、キャシャーンを2時間でまとめるのは個人的には無理だと最初から思っていたので、まぁその割にはがんばっているんじゃないかなあと思います。(そもそもアニメのキャシャーンも予定回数が急遽短縮されて最後のほうバタバタしてましたけど・・・)
ロード・オブ・ザ・リングがあまりに酷くてキャシャーンが良く見えてしまったのかもしれませんw

>フレンダーは愛嬌ってことで。
フレンダー出てました??

村の老人が飼ってる犬がフレンダーでしたw
「人には懐かないはずなのに」って

ギャw

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