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Jun 222008

The Last King of Scotland

The Last King of Scotland
( 2006 / イギリス )

以前ブラッド・ダイアモンドを観てから「ホテル・ルワンダ」(まだ観れて無い)とあわせて気になっていた作品。長らく放置していましたがやっと観れました。ウガンダのアミン大統領の話です。

以下ネタバレ注意。

スコットランドからウガンダにやってきた青年医師ギャリガンがひょんなことからアミンの主治医となり、その視点でストーリーは展開していきます。クーデター当初の希望に満ちた雰囲気から、段々とクーデーターによって政権を掌握した者の不安、疑心暗鬼からくる精神が崩壊していく様、それによって引き起こされる虐殺などがギャリガンを通してまざまざと描かれています。アミンの逸話の中で有名な離婚した婦人の手足を付け替えたシーンも、ちょっと脚色されて描かれています。実際にはこのギャリガンという人物は架空の人物なのですが、それに該当する人物が一応居るようです。(もともとの小説は報道記者の人が書いているはず)

アフリカ系の映画を観てて常に感じるのは、その残虐性。
ブラッド・ダイアモンドでもかなりきつかったですが、かなり人の命というものが軽く扱われているようです。(実際どうなのか?は分からないですが)ちょっと今の日本とかで暮らしている分には想像を超える残虐性で、観ているだけでかなり体力消費します。こういう残虐性がアフリカという地域に特有のものなのか?というのはよくわかりませんが、でも中米、東欧、ロシア等でも結構残虐な話を聞きますが、アフリカの残虐性はちょっと呪術とかそういう儀式めいたバックボーンを感じます。だからなのか映画の中でも人を殺すときにも陽気に残虐な感じで、しかも唐突。とても恐ろしい。

あとアミン役のフォレスト・ウィテカーの演技がすごい。全編に漂うえもいわれぬ狂気と圧迫感。暴力団の人(もしくはジャンキー)と飲んでいるときのような緊張感がこれまた体力を消耗させます。

映画の終わりはハッピーでもバッドでも無く、ただたんたんと終わっていきました。それ故に、妙な日常感を感じさせられました。ただ座って観ていただけなのに、息が詰まって、終わったときにぐったり。
これが現実にあった出来事を元に描かれた映画であること、そして未だ同じ地球の上でこのようなことが起こっていること等を思うと非常に苦しい気持ちになりました。

久しぶりに映画のパワーをまざまざと見せ付けられた気がします。
あ、あとカメラアングルとか結構好きな感じでした。
星は5つ。★★★★★。

ふぅ・・・「ホテル・ルワンダ」はもう少し間を空けてから観たいと思います。

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